2007年7月31日(鬼の舌震)
  • 島根県奥出雲町「鬼の舌震」は国の名勝・天然記念物、島根県立自然公園、中国自然歩道に指定されている。
  • 全長2.4kmの歩道は整備されており歩きやすい。その内1.2kmはバリアフリー歩道として整備されているので車いすでも気軽に散策できる。(下高尾駐車場から1.2km)
  • 駐車場は3ヶ所、鬼の舌振下流の「宇根駐車場」、鬼の舌振上流の「下高尾駐車場」、絲原記念館方面から入る「市川駐車場」
  • 「宇根駐車場」から遊歩道に入る所に「舌振亭」がある。ここの蕎麦はうまい。”舌振そば”がおすすめ。散策案内図も置いてあります。
  • ここには与謝野夫妻も訪れ、この地の印象を詠んでいる。
    • 紫の水のつとふは 目におかず ならべる岩の くはだつること・・・・晶子
    • したい山 まことに誰を したふらん 清き涙の 岩こえて鳴る・・・・鉄幹
  • 鬼の舌振(おにのしたぶるい)
    • 鬼の舌振の名の由来は古く「出雲国風土記」(733年)に記されている。
    • 阿伊の里(鬼の舌振より上流にある地名)に住む玉日女命という美しい女神に恋した日本海の和仁(サメ)が、夜な夜な斐伊川を通い来たが、これを嫌った姫が巨岩で川をせき止め、ワニを阻んだところ、ワニはいっそう姫を恋い慕ったという。この「ワニのしたう」が転じて「鬼の舌振」になったと言われている。
    • また、この地の断崖絶壁に驚いた「ワニが舌を振るわせた」からとも伝えられている。


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