比婆の自然「うらやま美術館」movie 吾妻山

広島県北情報ひばとら 印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |



HOME > ビデオ写真 > movie 03(吾妻)

比婆の自然紹介ビデオ・写真

吾妻山(晩秋の頃)

吾妻山

吾妻山(1239m)は、中国山地の広島・島根県境に位置し、神話や伝説と恵まれた自然の宝庫です。
なだらかに広がる草原に、春から秋にかけて高山植物が開花し、付近のブナ林では、多くの小鳥がさえずります。冬には2mを越える積雪があります。
吾妻山一帯は1963年7月から比婆道後帝釈国定公園に指定されています。
標高1000m辺りに休暇村があります。休暇村のすぐ裏が草原になっています。山頂までの登山も気楽にできるファミリー向けの山です。


吾妻山▶ 吾妻山(ヒバトラ)
□名前の由来
この山は、伊邪那岐命が比婆山に眠る妻の伊邪那美命を、「ああ。我妻よ」と、山頂から叫び、生前をしのんだことから吾妻山と呼ぶようになったと言われています。
□吾妻山周辺の植生
この地域は、中国山地特有の隆起した準平原地形であり、山頂部にはかなりの範囲にわたって緩やかな斜面が残っています。
その斜面にシバ群落が発達し、あいだにはレンゲツツジ・アカモノ等の亜高山生植物やほかでは大山、道後山デシか見られないダイセンキキスミレも見ることができます。


吾妻山小坊主▶ 吾妻山(比婆の自然)
□吾妻山が草原になったわけ
たたら製鉄は高い温度を必要とするので燃料に木炭を使いました。木炭といってもまだ炭になり切っていないものを使ったそうです。一度の操業で使う木炭を生産するためには、ひと山をまるはだかにするほどの木が必要でした。
吾妻山は、木炭を生産をするために木が切られ、その後、牛を放牧したので木が生えず草原となりました。
□鉄穴残丘
砂鉄を含んだ山肌を掘り崩した跡にできた地形です。掘り崩すことのできなかった部分がところどころに三角錐の丘となって残っている特異な地形のことです。
□鉄穴遺構
鉄穴元池(吾妻山池の原にある池)にためた水を採取場まで引くために作られた水路のことで、鉄穴水路、鉄穴井手ともいいます。水路の勾配を調節するため、夜間松明を持った人を配置し、水路をほったといわれています。


blog・web素材、スクリーンセーバ、デスクトップピクチャーなどとしてお使いください。



inserted by FC2 system